子どもたちに胸を張れる仕事がしたかった。
3年前の32歳の時に「株式会社南星機械」に転職した広岡さん。現在、総務課の係長として、新卒を主とした採用やカタログ・動画制作、HP・SNS運用といった広報、従業員のヘルプデスクやシステム担当の補助などのIT関係、その他設備関係、車両関係、安全衛生委員会事務局など、多岐に渡る業務をこなしている。
そんな広岡さんに、「南星機械」に転職を決めた理由を尋ねてみた。
広岡さんは、病気や家庭の事情で職を変えながら、JAやITのベンチャー企業、電気設備会社など、いくつかの会社勤めを経験し、療養期間中にホームページ制作や広告制作、コピーライトといったWeb系のフリーランスに。これらの中で納得のいかないサービスを提供しなければならない、会社の成長を目指す仲間がいない、自分一人で会社を変えるにはどうしても限界があるなど苦い思いをしてきた。そんな中、コロナ禍に突入。Webで仕事が完結し対面でのコミュニケーションが希薄になる一方で、改めて人と関わって社会貢献性の高い会社で働きたいと思うようになっていった。
「家族を安心させたいという思いが大きかったですね。収入は不安定だし、家にずっと居て、子どもの送り迎えくらいしかやってませんでしたし。子どもに『お父さん何やってるの?』と聞かれ、誇れるレベルじゃないなと思いました。」
社会的な目も気になっていたという広岡さん。転職するなら、人と関わりながら、胸を張れる物を扱っている会社にしようと、転職活動を始めた。
「『南星機械』を選んだ理由は、林業やダム、鉄のスクラップといったニッチ分野に特化した産業機械を造っているメーカーだったからです。日本から森がなくならない限り、鉄がなくならない限り、最低限の需要があるだろうし、コロナなどに関係のない業種という点は大きなポイントでした。」
また、東証プライム上場企業の傘下であり、グループ加入後、売上は右肩上がり。従業員数に対する売上高から、益々成長し続けていくであろう伸びしろを感じたという。
「会社訪問時の従業員の柔らかい雰囲気や面接官の生き生きとした表情も印象的でした。当時募集中だった『総務人事』という内勤ならプライベートとの調整もクリアしつつ、経営中枢に関わるやりがいのある仕事ができると思い、この会社を選びました。」
動いた分だけ評価される会社 日々変化していく会社。
広岡さんがこれまで転職しながら経験してきたことは、総務の仕事としてフルに生かされている。
「程よい規模感の会社なので、個人の努力が見えやすく、動いた分だけ目立つので評価されやすい。こんな自分でも活躍の場がある、こんな自分でも評価してもらえることが嬉しかったですね。」
広岡さんは、自身が思う以上にこれまでの経験が生かされ、会社からの評価を確実に得ているのだ。
「親会社にプロジェクトPRというチームがあって、そこに弊社からも一人参加することになり、社長から直々に指名を受けました。そのチームでいろいろ動いていく中で、『オカダニャンセイ』というマスコットキャラクターも作りました。デザイナーにイメージを伝え、形にしてもらい、LINEスタンプも作りました。」
「私のデスクには、全部で4つのモニタがあり、得意分野であるWeb関係を担当したり、自分で採用動画を撮影、編集したりもしています。カタログを作る時、チームを作って社内で内製化しています。自分の提案が受け入れられアイデアが形になったり、評価されるとやりがいを感じるし、メンバーと共に一つのことを成し遂げた時に達成感に満ち溢れます。」
経営陣の姿勢についても、働きやすさに繋がっているという。
「経営陣との距離感もバランスよく、自分たちの考えや意見を聞き入れてもらえるという安心感は大きいですね。中期経営計画の中で『働きがいのある職場づくり』が目標の一つに掲げられていたんですが、それを経営幹部だけで決めるのではなくて、そのまま下に降りてきたんですよ。これを実現するために自分たちでしたいことは何があるか、それぞれが意見を出し合った時、これとこれをやろうって、意見を拾い上げてもらえました。とても嬉しかったと同時に、組織が変わるなと思った瞬間でした。」
経営陣が率先して行動を起こし、会社が日々変化していく。さまざまな会社を経てフリーランスも経験した広岡さんにとって、この「南星機械」は恵まれている環境なのだという。ここで働き続け、成長していきたいと語ってくれた。
どんなときも心に寄り添い 支えてくれてきた妻の存在はデカい。
現在、広岡さんは、自身が生まれ育った山鹿市で、奥さまと3人の子どもたちとご両親の7人暮らし。住んでいる地区の人間関係は程よく、静かに暮らしたい広岡さんにとっては、心地よい距離感なのだそう。自然や温泉、歴史ある場所も多く、美味しい農作物も豊富。コンビニやドラッグストア、ファストフード店、カフェ、学校、公園、飲食店なども家から程よく近く、便利で住みやすいという。
「休みの日は、基本的に家族、子どもたちと過ごしています。公園や庭で遊んだり、買い物に行ったついでにゲームセンターで遊んだり、映画を見に行ったり、習い事に連れて行ったり・・・。
図書館で子どもと一緒に本を読むのも結構楽しかったですね。こちらが一冊読み終えるまでの間に子供たちは何度も本を持ってきて。本を探している姿も微笑ましくて。仲のいい家族(子供の同級生の家族)と集まって遊ぶこともあります。家族といる時間が一番ですね。」
そんな広岡さんは、大病を患うこと数回、その度に生きていけるのか?仕事ができなくなるかも?と幾度も絶望感に押し潰されそうになった。また、フリーランスの時は、収入が不安定になり、不安になる日々もあった。
「そんな時いつも心の支えになったのは、妻の『大丈夫』という言葉でした。どん底に陥ったとき、一番の支えになってくれた妻に報いるためにも、胸を張れる仕事をして、妻や子どもたち家族に還元したいと思っています。そのために、自分や周りが成長し、ひいては会社が社会的評価を受けるために自分にできることは何かを考え行動し、一つひとつ成し遂げていきたいと思っています。」
様々な局面を乗り越えてきた広岡さんにとっての働く目的は、「家族をやしなっていくために」ではなく「妻への感謝」。そしてそれが、働く原動力、生きる指針となっていた。
基本的には楽しいことだけ考えて生きていたい。
「今まで大病を患うなど、何度か絶望感を味わってきたので、『ちょっとくらい怠けてもいいじゃないか』と自分に甘い部分があります。その反面『それ以上の絶望とはなかなか出合わないだろう』と、ある意味ポジティブに、抵抗なく物事に取り組むことができるようになりました。それぞれを思い返すと、失意のどん底から掬い上げてくれたのは妻や友人、周りの人たちでした。自分がいかに恵まれているかに気付き、自分も誰かを救える人でありたいと思うようになりました。」
広岡さんにとっての「楽しいこと」、それは周りに感謝し、ポジティブに。そして自分も誰かの力になること。
「『情けは人の為ならず』『人は自分を映す鏡』。
人と接するのは得意な方ではないですが、これらの言葉で自分を奮い立たせていることもあります。おかげで毎日幸せです。」
まずは、100年後も残っている会社を考えることから。
理想とする社会や地域を考える時、まずは自社から取り組んでいきたいと広岡さんは語る。
「子どもや教育、未来に向き合う社会、後に残る人のことを考えた社会、そういう社会であってほしいと願います。しかし、自分たちの知識や技術を次に繋げていく大人が少なくなってきてると思うんです。家族や上下関係のコミュニケーションが希薄になっている。なので、まずは自社から、100年後も残っている会社にするために今何ができるかを考えたいですね。
自分が定年した後にも残っている会社って、すごくないですか?」
幸せでないときは志がないとき、 志を持っていれば幸せになれる。
向上心があり、変化を恐れない人、楽しさを見出すのが上手な人、意識高い系で終わらない人が働く仲間として増えていけば、もっと会社が変わっていくだろう、と広岡さん。
「働く仲間には、『自分で自分を幸せにする』『自分が他人を幸せにする』『価値観を広げる』という価値観を大切に持ってもらいたいですね。他責思考にならず、今の環境で自分がやるべきことは何かを考えることで、よりよい方向に進んでいくと考えています。そんな仲間がたくさんいたら活発なアイデア出しができるだろうし、一緒に仕事を楽しめそうです。」
働く上で、幸せであること、楽しいことはとても重要。広岡さんは、社員一人一人の幸福度の向上を目指す。
「価値観を広げると、学びも多くなり、きっと給料が上がると思います。『幸せでないときは志がないとき、志を持っていれば幸せになれる』みんなで志高く、給料が上がる仕組みをつくりたいですね。」
会社概要
100年後もこの地に残り、 社員が誇りを持って働いていること
南星機械は「人を大切に、社員と社員の家族が幸せになること」をポリシーとし、お客様の発展が社員の発展だと考え、事業を展開しております。
弊社に関わる全ての「人」が会社にとって一番の宝。
だからこそ、お取引をさせていただくお客様にとって
「次も弊社の製品を購入したいと思っていただける会社」
「働きやすい・働きたい・働きがいのある会社」
「人に自慢したくなるような会社」
であり続けたいと思っています。
地球に存在価値がある企業へ
これからますます環境問題、人材不足が課題となるわが国において、「森林資源の活用」「環境にやさしい機械の開発」「社会基盤の構築に欠かせない機械の開発」により地球温暖化抑制(CO2削減)に貢献します。
また、人材不足の解消に向けた省力化機械(高性能林業機械など)の開発にも取り組んでおります。これらにより、私たちは地球に存在価値のある企業に向けて進んでまいります。
代表の創業時の思い
創業時(1948年)の理念は産業機械の設計・制作、販売を行うことで「戦後の荒廃した日本の復興に貢献する」であり、「日本の南に輝く星となりたい」が社名の由来です。
その後、分社化により「株式会社南星機械」として発足し、皆様のおかげで創業75周年を迎えることが出来ました。
これからもお客様に心から満足して頂けるよう、未来を見据えた商品の企画、開発、提供をめざし、一歩一歩前進してまいります。
募集内容について
企業名 | 株式会社南星機械 |
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仕事No. | 00002 |
価値観 |
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暮らし方 |
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求めるスキル |
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地域 |
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働き方 |
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関心テーマ |
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雇用形態 |
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求める人物像 |
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応募資格 |
■資格不問 ■59歳以下(例外事由1号、60歳定年制のため) ◎新卒採用の場合、経験不問 ◎中途採用の場合、以下の経験必須 □溶接作業経験者(2年以上):溶接工希望の方 └半自動溶接(CO2)ができる方 □機械等組立経験者(1年以上):組立工希望の方 └工具を使い慣れている方
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新卒エントリー |
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未経験者エントリー |
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勤務地の住所 | 〒861-1201 熊本県菊池市泗水町吉富22-1 |
勤務形態 | 正社員 |
勤務時間 | 8:00~17:10(休憩70分) |
給与 |
組立工:月給 161,000円~250,000円 溶接工:月給 171,000円~275,000円 ※賃金は、年齢・経験等を考慮し決定します。 ※試用期間3ヶ月(その間特別手当等はつきません) ※新卒の給与はマイナビをご参照ください。 【10年後の基本給の目安について】 ※人事考課において全てB評価だった場合 高 卒:199,900円 専門卒:213,800円 大学卒:221,100円 【時間外労働】 月平均 20時間 【各種手当】 ・通勤手当:1km以上6,000円〜30,000円 ・家族手当:配偶者12,000円/子8,000円/親4,000円 ・住宅手当:2500円~20,000円 ・特殊作業手当:高所作業、塗装作業 など |
給与詳細(昇給制度やボーナスなど) | 賞与:年2回(夏・冬) 計 4ヶ月分 前年度実績 昇給:1月あたり 1.00% ~ 10.00% 前年度実績 |
福利厚生 | 社会保険完備、賞与あり、交通費支給、資格取得補助あり 確定給付企業年金制度、退職金制度、子の看護・介護休暇の時間単位取得(有給) *入社時特別休暇最大4日付与(条件あり) *オカダアイヨン社員持株会への参加可(奨励金10~20%あり) その他 社会情勢に合わせた取り組みを行っています |
休日・休暇 |
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入社後のステップアップ |
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