「社長に驚かれるような人間になりたいんです笑」

第一印象は優しい笑顔が素敵なお姉さんだった。
だが、その表情の裏には確かな熱量と挑戦意欲を秘めていた。

熊本県の南端に位置する人吉市・球磨郡。
人口約8万人のこの地域の食を支えるスーパーがある。

人吉市・球磨郡に4店舗を展開しているスーパー「イスミ」
時期によって豊富や惣菜が並ぶお惣菜コーナーや、
毎日店舗で焼いているパンコーナーなど、
地域の毎日の食と、家族団欒を支えている。

坂口さんはスーパーイスミ本店の惣菜部を任されている。

最初はアルバイトから始まった挑戦の日々

坂口さんは、人吉市の中心地である九日町にあるイスミ本店で惣菜部門の部長を任されている。
坂口さんの出身は人吉市。
幼い頃、お母さんの買い物によく着いて行ったという。

「我が家の食卓に並ぶ食べ物はほとんどイスミで買っていたと思います。母に連れられてイスミに買い物に行ったのを覚えていますね。スーパーといったら、イスミ。それが当たり前でした。」

そんなイスミで働き始めたきっかけは、友達からの誘い。
アルバイトとして、レジ打ちや商品の品出しから始まった仕事。初めは特段特別な思いなどはなかった。その後一度、県外に出て数年工場での勤務を経験し、子育てのために20代半ばに故郷に帰ってきた。
子育てをしながら働ける仕事として、何気なく選んだのが古巣のイスミだった。

「なんでイスミを選んだのか、はちょっと覚えてないですねー、、、なんでだろ。
でも、どこかで好きだったのかもしれない、とは思います。無意識ですが笑」

それから現在に至るまで、イスミで働き続けている坂口さん。
つくづくこの職場は「挑戦」を楽しむことができる職場だと語ってくれた。

「レジ打ち検定」への挑戦が、
お客様とのコミュニケーションを考えるきっかけに。

イスミには「レジ打ち検定」という制度がある。
レジ打ちの際の注意点や、お客様との会話の工夫などの技能を精査する検定で、イスミの社員は誰でも受験できる。
坂口さんも人吉に戻ってきてから、レジ打ちの業務を担当していたためこの検定に挑戦することにした。

「人との会話には昔から自信がありました。人見知りすることはほとんど無いし、会話ができない相手というのもあまり出会った経験がないですし。
だからレジでのお客様との会話も全然苦ではありませんでした。むしろ楽しい。
でもある時ふと思ったんです。こんなに会話しているのに、自分が覚えているお客様があまりいないな、と。

たくさんの方がお店に来て下さって、会計の度に誰かしらスタッフと話しているはず。
なのに、自分がお客様のことを全然覚えていない。
ましてや、お客様の方から声をかけてくれることなんてほとんど無い。
これじゃだめだと思いましたね。レジの仕事を学ぶために検定を受ける事にしました。」

検定での学びは坂口さんにとって、レジ業務だけでなく仕事そのものを考え直させてくれるきっかけになった。特に「笑顔を作る必要はない。素直にお客様との会話を楽しむことが大切」という学びには衝撃が走ったという。

「今まで、笑顔を作っていたと気づいたんです。でも作り笑顔ってことは、作っているということ。心からお客様と話して、楽しい!と思っているわけじゃない。
まずは、お客様との会話を全力で楽しもうと決めました。」

会話を楽しむことを意識するようになってから、まるで友人のような関係のお客様も増え、「ありがとう」といってもらえる回数も増えた。
その後、レジから惣菜に担当が変わったが今でもお客様とのコミュニケーションは何より大切にしており、お惣菜を作っている間も厨房から常に売り場をお客様を観察している。

お客様のために「挑戦」を楽しむようになった

イスミでは新商品のアイディアを考え、実際に商品化し、売上を出した人に賞金を渡す社内新商品コンペが年に一度開催されている。
役職などは関係なく、社員、パート、アルバイト誰でも参加できる。

坂口さんはなんと、去年から新商品コンペ2連覇中。
去年は先輩と一緒に考えた「牛飯」で優勝し、今年は自分で考えた「山菜おこわ」で優勝に輝いた。

「自分が考えた商品が評価される環境があるのはやる気が出ますね。
評価されるのもすごく嬉しいですが、やっぱり一番嬉しいのはお客様がおいしかったと言ってくださった時ですね。
開発に挑戦して良かった!とガッツポーズしたくなります。」

坂口さんの商品開発は常にお客様を向いている。
土用の丑の日には、高価な鰻重だけでなく誰もが手に取りやすいよう価格を抑えた「うなむすび」や、味へんを楽しめるよう、うなぎと牛飯の具をかけた「うな牛丼」など、お客様が自分に合わせて楽しめるよう様々な商品を店頭に並べていた。

「イスミにはとても幅広い層のお客様がお越しくださいます。
平日のお昼は仕事中の若い男性や女性が昼食を買いに、
お昼過ぎからはご高齢の方がお夕飯を買いに、
夕方は主婦やファミリーの方がお夕飯を買いに、
夜は仕事おわりのサラリーマンが晩食のおつまみを買いに。

このように時間帯によって全然違うお客様がお越しくださるので、陳列しているお惣菜も時間によって品目や量などを変えています。
少しでもよろこんで欲しいですから。」

チャレンジングな友達と共にすごく大切なひととき

令和2年7月。人吉市・球磨郡は甚大な豪雨災害に見舞われた。
中央を貫流する球磨川が氾濫し、街に多量の水が侵入したのだ。
多数の建物が浸水、イスミ本店もそのひとつだった。

「豪雨災害の時は驚きました。まさかこんな事が起きるとは。
でも、災害があったからこそ人吉・球磨の強さというか、チャレンジグな面を改めて見ることができた気がします。
人吉・球磨の人たち、すごくチャレンジ精神旺盛なんです!すごいでしょ?」

坂口さんは休みや、その前の日はよく昔の同級生とお酒を飲まれるそう。
発災後も同級生との会は続いており、定期的に顔を合わせる。
同級生の中に被災で、家業の旅館が浸水してしまい営業を続けられなくなった友人がいた。

「その友達は旅館が完全にダメになってしまって、もう畳んで人吉市外に引っ越して新しい仕事しようと思うって話していたんです。
でも、災害からしばらく経ってからその友人から、やっぱり人吉でもう1回旅館やることにした!また宜しくね!と言われたんです。

本当にすごいな、と思いました。こんなに強くて、挑戦ができる人がいる地域なんだ、と。なんだか誇らしくなっちゃって。
その時、改めて私も挑戦したい!と思ったんです。
なので同級生の存在は大きいですね。友達というより仲間、同士って感じかな。」

商品だけでなく「人」で選んでもらえるスーパーを目指す

坂口さんが描く理想のイスミを聞いてみた。

「イスミってこれまで、やっぱりイスミよね!って地域の人に言われてきたんです。
それは商品の良さや、価格もあると思います。
でも、それ以上に「人」なんじゃないかな。と思うんです。

あの人がいるから、イスミに行こう。あの人と話したいからイスミに行こう。
そう思ってもらえるようなスーパーを目指したいと思っています。
人の顔が見えるスーパー、それが私の目指している理想の姿ですね。」

お客様が少ない時間、坂口さんはベーカリーコーナーに足を運んでいた。
ベーカリーコーナーの担当職員さんと話すためだ。

「お客様に人が良いお店と思ってもらうためには、一緒に働く職員さんと仲良いことが大切だと思うんです。
惣菜部だけ仲良くても、それは「イスミ」じゃない。

イスミを好きになってもらうためには、みんながチームじゃないと。
だから、他のコーナーの職員さんとも話すようにしています。」

社長に驚いてもらえるような、思い切ったことができる人間に!

坂口さんご自身の理想の姿についても聞いてみた。

「なんだろう、、、、思い切ったことができるような人間になりたいですね笑
私、あまり凹んだりしないんです。失敗したりしても、お酒飲んで寝て朝起きたら、よし!頑張るぞ!って切り替えられる。
だからこれからも、色々なことに挑戦していけるんじゃないかな?と思っています。
でも、ただ挑戦するだけじゃだめなんです。やっぱり成果を出さないと。
それも目にみえる大きな成果を出したいと思っています。

最初アルバイトだったけど、正社員になりました。
部下を持つようになり、部門を任されるようにもなりました。
だからこそ、もっと頼れる存在でありたいなと思うんです。
そのためには、ちゃんと成果を出せるようになりたい。
今は、料理の勉強をしています。もっと料理の知識を広げて新しい商品を作りたいと思っています。
そしていつかは、大きな成果で社長を驚かせたいですね!笑」

イスミは、「人」で選んでもらうスーパーに。
そして、坂口さんは成果を出せる頼れる人に。

挑戦はまだまだ続く。

Company

年齢性別関係なく、自分のやりたいこと、自分の作りたいものに挑戦できる職場

「イスミは自分のやりたいこと、作りたいものにチャレンジできる職場だと思います。
インターンシップに来てくれる高校生にも、おにぎりの商品開発を体験してもらうような職場なので、挑戦することへのハードルは高くなく、身近に感じることができると思います。」

ご自身も高校生からアルバイトで働き始め、現在では部門を任される立場になった坂口さん。挑戦しやすい環境があったからこそ、今も仕事を楽しみ続けられているという。

「挑戦を楽しめるような人にはうってつけの職場です。ぜひ一緒に挑戦しましょう!」

会社概要

Vision

食を通じて心も体も豊かにしていく

Mission
  • より体にいい食べ物の提供
  • よりおいしい、より感動する食品の提供と開発
  • よりお客様に喜んでいただけるサービスの提供
Greeting

代表挨拶

イスミ商事は創業以来地域の皆さまに愛されるスーパーマーケットとして、さらなるサービス向上や地域社会への貢献を目指してまいりました。今後はそのサービス向上の中でもより体にいいもの、珍しいおいしいものの提供を推進し、その開発に社員メンバーが参画したくなるような仕組みづくりを進めていっています。買い手、売り手、世間よしの「三方よし」が感じられる企業を目指しています

募集内容について

企業名 イスミ商事
仕事No. 00008
価値観
  • #多様性が受け入れられる社会
  • #個人の可能性が開花する
  • #誰も取り残さない社会
  • #文化や価値観の異なる人々の架け橋になる
  • #自然と人の調和、無理のない持続可能な社会
  • #それぞれが自分らしく暮らせる社会
  • #フラットな組織・仲間
  • #スタートアップ・ベンチャー・成長志向
  • #自立的に動く・大人な組織
  • #若手歓迎・スタッフ育成意欲のある組織
  • #裁量が大きくのびのび働ける
  • #チームで協力しあって動く・決める
暮らし方
  • #家族を大切にしたい
  • #地域とのつながりがほしい
  • #自給自足な暮らし
  • #誰かのためになりたい
求めるスキル
  • #起業・経営支援
  • #企画・商品開発・プログラム設計
  • #プロダクトデザイン
  • #営業
  • #広報・PR
  • #IT・システム開発
  • #DX
  • #マーケティング
  • #人事・組織づくり・人材育成
  • #ものづくり
  • #研究・開発
  • #新規事業立ち上げ
  • #事業推進
  • #マネジメント・管理職
  • #事務・サポート業務・秘書
  • #業務改善
  • #人事・労務・総務
  • #経理・会計・財務
  • #プロジェクトマネージャー
  • #ブランディング
地域
  • #人吉市
  • #錦町
  • #あさぎり町
  • #多良木町
働き方
  • #ライフワークバランス
  • #プライベートよりやりがい重視
  • #1人でもくもく作業
  • #たくさんの人と話したい
  • #チームで働きたい
  • #成長し続けたい
  • #常に挑戦し続けたい
  • #子育てしながら働きたい
  • #多様な人たちと働きたい
関心テーマ
  • #子育て支援
  • #人材育成
  • #福祉・社会的包括
  • #環境・自然
  • #エネルギー
  • #地域活性化・まちづくり
  • #被災地復興
  • #食・ライフスタイル
  • #観光
  • #IT・テクノロジー
  • #グローバル・貿易
  • #ものづくり
雇用形態
  • #正社員
  • #パートタイム
  • #アルバイト
  • #業務委託(リアル)
求める人物像
  • 素直さ
  • チャレンジ精神
応募資格
  • 特になし
新卒エントリー
  • #募集中
未経験者エントリー
  • #歓迎
勤務地の住所 ・熊本県人吉市九日町87
・熊本県人吉市鬼木町600
・熊本県球磨郡錦町大字一武1950‐1
・熊本県球磨郡あさぎり町免田東吉井3156‐1
勤務形態 正社員, パート・アルバイト, 派遣社員
勤務時間 ・5時間から8時間
・8時間の場合休憩1時間
  • ※※業務内容により変動あり
給与 基本給155,000円+職務手当5,000~+通勤手当+扶養手当
  • ※賞与:結果により支給